★★ 英国渡航記 建築屋目線 ★★ [DESIGN→ デザイン]
皆さんに見ていただきました、渡航記ですが建築的目線の
記事を書いてなかったので、最後に少し建築的目線で
記事を書いてみましょう♪(たいしたことはございません)
ゼネコン退社してすぐ行った、スペインと大きく違う点が気になりました。
『街なみにベランダがないのが気になりました。スペインはシエスタで
お昼を家で楽しむ習慣があるらしく、お昼に道から上を見上げると
ベランダから手を振ってくれたのを思い出しました。それと、ベランダに
洗濯物を干してたりしてました。やはり、気候+生活習慣の違いが家の
造りに出るのかな?と思いました。僕は、ベランダがある街並みの方が好きです。
街のサインも気になりました。路上に突き出した感じで、絶対落ちてきたら
大惨事になるよ!という類のサインが吊るされてました。しかし、このサイン
のおかげで、何屋さんかが判るので便利です。自分の店の名前より
何屋さんかが判るようなサインにするのは、アジアと違うトコロでしょうか?
『徹底的に建物を壊さない!』をするためには、勿論内装で配線をする時にも
支障になります。そこで使われている、コンセントや配線配管も、デザインや
色がよく考えられています。無機質なプラ製を使わないあたりが、さすがだな
と思いました。
義妹に言わせると、LONDONで建築を学ぶ学生にとって日本という国は
『エキサイティングな街』なんだそうです。SCLAP&BUILDでいつも
壊して新しいものを建てている。それもそのはず、イギリスでは全くと言って
いいほど、住宅に関しては新築を見つけられませんでした。街中では
いくつか、新築のビルを建ててますが、こりゃすごい!というほどにリユース
精神が浸透していました。
まずは、いくつかの『現場』写真をUPします。
日本なら、ほぼ100㌫近く解体するでしょう。コストを重視するんですよね。
こちらの方は、景観を重視します。仮設の費用を含めても、おそらく数倍の
コストが違うんではないかな?と思います。でも街並みを守るということは
こういうことなんだろうな、ここで豊かな感性が磨かれるんだろうな。と
思いました。
市内を歩くと、構造設計屋(おそらく)が多いことにも気づきます。
そりゃそうでしょうね。構造計算なくして、こんな大規模なリフォームできませんもん。
なぜ外壁を残して、リフォームしたかと推測できるかと申しますと
ベランダが新しいんです。さすがに鋼鉄製のベランダを老朽化した
レンガの外壁に付けて耐力がもつわけありませんから、しかも窓枠も
新しいということは、外壁を残した状態で、中に鉄骨でビルを作った
はずです。その中の鉄骨の柱から、バルコニーを持ち出さないと
無理な注文です。上を見て気づきました。屋上にもう1フロアー足されて
います。しかも外壁位置より後退した場所に。。。これがたぶん
躯体(鉄骨)の位置なんだろうな?しかし、幾らお金余計にかかるんだ?
と思っちゃいました。
内装では、やはり身長の違いなのでしょう。手摺が高すぎるぅー
15cmくらいは軽く高いですね。日本と比べて。。勿論便器もね
洗面台だって、みぞおちくらいの高さありました。おかげで、
配管写真だって簡単にとれちゃう。やはり露出ですか。。無駄な
手間はかけませんな♪
地下鉄の駅舎を作った経験から、やはり駅も気になりました。
まずは、プラットホームと列車の段差。日本では少なくなってますが
イギリスでは、何もぶち壊して直すほどでないでしょーという事で
手付かずなんだと思います。
それと階段のノンスリップですが、こちらのお国ではほとんど
金属製でした。日本はゴムを石に埋めてあったり、石を加工したり
してますね。金属のほうが磨耗が少ないのかもしれませんね。
地下鉄に向かう、エスカレーターの上のコンクリートに穴が開いてました。
中の鉄骨がサビサビです。さてどうするんでしょうか?やはり解体せずに
どうにかしちゃうんでしょうね。興味深々でした。
ロンドン橋の鉄骨のメンバーが気になりました。そうですよね。これくらいじゃないと
吊ってられませんよね。納得!
街並みで一番違うのは、『塀』かな? 塀がないので、見た目に開放感があるんですね。
塀があっても、生垣なので見た目に圧迫感がありませんでした。私も家を作る際は
なるべく塀は作りたくない派ですね~
こんな感じで、日本以外の建築をみてきました。
日本のいいところ、海外のいいところを真似しながら
私は建築屋さんをやっていきます♪
記事を書いてなかったので、最後に少し建築的目線で
記事を書いてみましょう♪(たいしたことはございません)
ゼネコン退社してすぐ行った、スペインと大きく違う点が気になりました。
『街なみにベランダがないのが気になりました。スペインはシエスタで
お昼を家で楽しむ習慣があるらしく、お昼に道から上を見上げると
ベランダから手を振ってくれたのを思い出しました。それと、ベランダに
洗濯物を干してたりしてました。やはり、気候+生活習慣の違いが家の
造りに出るのかな?と思いました。僕は、ベランダがある街並みの方が好きです。
街のサインも気になりました。路上に突き出した感じで、絶対落ちてきたら
大惨事になるよ!という類のサインが吊るされてました。しかし、このサイン
のおかげで、何屋さんかが判るので便利です。自分の店の名前より
何屋さんかが判るようなサインにするのは、アジアと違うトコロでしょうか?
『徹底的に建物を壊さない!』をするためには、勿論内装で配線をする時にも
支障になります。そこで使われている、コンセントや配線配管も、デザインや
色がよく考えられています。無機質なプラ製を使わないあたりが、さすがだな
と思いました。
義妹に言わせると、LONDONで建築を学ぶ学生にとって日本という国は
『エキサイティングな街』なんだそうです。SCLAP&BUILDでいつも
壊して新しいものを建てている。それもそのはず、イギリスでは全くと言って
いいほど、住宅に関しては新築を見つけられませんでした。街中では
いくつか、新築のビルを建ててますが、こりゃすごい!というほどにリユース
精神が浸透していました。
まずは、いくつかの『現場』写真をUPします。
日本なら、ほぼ100㌫近く解体するでしょう。コストを重視するんですよね。
こちらの方は、景観を重視します。仮設の費用を含めても、おそらく数倍の
コストが違うんではないかな?と思います。でも街並みを守るということは
こういうことなんだろうな、ここで豊かな感性が磨かれるんだろうな。と
思いました。
市内を歩くと、構造設計屋(おそらく)が多いことにも気づきます。
そりゃそうでしょうね。構造計算なくして、こんな大規模なリフォームできませんもん。
なぜ外壁を残して、リフォームしたかと推測できるかと申しますと
ベランダが新しいんです。さすがに鋼鉄製のベランダを老朽化した
レンガの外壁に付けて耐力がもつわけありませんから、しかも窓枠も
新しいということは、外壁を残した状態で、中に鉄骨でビルを作った
はずです。その中の鉄骨の柱から、バルコニーを持ち出さないと
無理な注文です。上を見て気づきました。屋上にもう1フロアー足されて
います。しかも外壁位置より後退した場所に。。。これがたぶん
躯体(鉄骨)の位置なんだろうな?しかし、幾らお金余計にかかるんだ?
と思っちゃいました。
内装では、やはり身長の違いなのでしょう。手摺が高すぎるぅー
15cmくらいは軽く高いですね。日本と比べて。。勿論便器もね
洗面台だって、みぞおちくらいの高さありました。おかげで、
配管写真だって簡単にとれちゃう。やはり露出ですか。。無駄な
手間はかけませんな♪
地下鉄の駅舎を作った経験から、やはり駅も気になりました。
まずは、プラットホームと列車の段差。日本では少なくなってますが
イギリスでは、何もぶち壊して直すほどでないでしょーという事で
手付かずなんだと思います。
それと階段のノンスリップですが、こちらのお国ではほとんど
金属製でした。日本はゴムを石に埋めてあったり、石を加工したり
してますね。金属のほうが磨耗が少ないのかもしれませんね。
地下鉄に向かう、エスカレーターの上のコンクリートに穴が開いてました。
中の鉄骨がサビサビです。さてどうするんでしょうか?やはり解体せずに
どうにかしちゃうんでしょうね。興味深々でした。
ロンドン橋の鉄骨のメンバーが気になりました。そうですよね。これくらいじゃないと
吊ってられませんよね。納得!
街並みで一番違うのは、『塀』かな? 塀がないので、見た目に開放感があるんですね。
塀があっても、生垣なので見た目に圧迫感がありませんでした。私も家を作る際は
なるべく塀は作りたくない派ですね~
こんな感じで、日本以外の建築をみてきました。
日本のいいところ、海外のいいところを真似しながら
私は建築屋さんをやっていきます♪
文化や気候によって、建築も大きく違いますね。
日本が失くしかけている匠の技が残ってそうなリフォームですね。
ECOの時代、日本の建築業界も考えないといけませんね。
by いちよ (2008-04-30 22:04)
私も過去に20カ国ほど、外国には行っておりますが、
細かいレポートすごいです♪
国によって、建築の規定なども違うかと思うので、
見ていくと面白いですね~♪
ちなみに、パリやロンドンなどでは、
アパートの窓に洗濯ものを干すのが禁止と
国の条例で決まっているみたい。
私はパリ→スペインに行ったのですが、
スペインのアパート麺とに洗濯物が翻る風景に
すごく好感が持てました♪
街の美観を保つ……という部分では
ある程度、日本も見習うべきことがあるかもですね~。
でも洗濯物の風景は失いたくないな~♪
by ゆずぽんママ (2008-04-30 23:28)
ロンドンの若者が日本に刺激を受けるように、
ぼくはロンドンの残すことの大事さに感銘を受けました。
明日にでもロンドンに行きたい気持ちです。
日本の良さも残しつつこういう部分は見習いたいと思います。
by plusgate (2008-05-01 00:34)
とても参考になりました!
聞いてはいましたけど、街並みを保存することが当たり前と
言う思想を実行していることがすごいです。
日本が急激に英国になったら、沢山の建築屋さんが
廃業になりますね!
by 浜松自宅カフェ (2008-05-01 09:50)
階段の手摺りの写真は奥様ですかー?
by 浜松自宅カフェ (2008-05-01 09:55)
郊外などの、戸建て住宅の屋根を見られる機会はありましたか?
私の印象では(ドイツ・スイス・イタリアなどの行ったところの印象に限られますが)、天然スレートの算出される一部地域を除いて、基本的には和瓦と同じ山谷のある粘土瓦が主体との印象を持っています。
(風が弱いことで、長さがやや長いものが多い印象。棟を積まないなどが日本との違い)
実はその当たりも、和瓦が洋風建築に使われても良いと考える根拠なのですが...。
(フラットな形状が洋風屋根というのは、大手石綿スレートメーカーの陰謀では??)
by たいせい (2008-05-01 10:05)
ドイツに住む友人も言っておりましたね。
日本はヨーロッパのような規制がないので建築家には楽しいらしいみたいなこと。
にしても、看板も確かに素敵♪
イタリア・スペインのような、ラテンの国は洗濯物の外干しOKなのでしょうか?
ドイツも美観を損ねるとのことで×。
しかし概観を残しての工事の方が、高いのですね?
by KAZ (2008-05-01 12:19)
うわうわ。
すっごい久しぶりに遊びに来たら
海外行ってんの!!いいなあー。。。
さて。ゆーっくり旅日記読ませていただきます。
わたしもそろそろアメリカ以外の海外
行きたいのよねぇ(笑
by ちぇっかが (2008-05-01 21:03)
★いちよさん
建築業界だけが考えても駄目です
お客さんも一緒に考えてくれないとね
もったいない活動
建築でも実践したいです。
by macoto (2008-05-02 00:28)
★ゆずぽんママさん
20カ国~~~?
今度お話+写真みたいかも~
私は、イギリス・ドイツ・デンマーク
スエーデン・スペイン・ちょいオランダ
しか行ってません。もっと行きたい。。。
イギリスの条例は聞いたことある
だから、洗濯乾燥機がキッチンに
あったりするんですよね♪
洗濯物もカラフルだとウキウキですよね
なんでだろ。。
by macoto (2008-05-02 00:35)
★plusgateさん
明日にでも、行ってください。
これからの日本の建築を考える
きっかけになるかもしれません。
ここだけの話ですが、
来月号のJTと新建築に
私がお世話になっている市民団体の
メンバーのお宅が載るそうです。
吉村順三の作をリフォームして住む
そんな時代が確実に来ています。
勉強になるかもしれません。
私も生で見せていただく機会に恵まれ
そうです。日本の建築・デザインに
時間がかけられていた時代の遺作
もっともっと見直されていいはずです
by macoto (2008-05-02 00:41)
★浜松自宅カフェさん
参考になりましたでしょうか?
大変、恐縮です。建築屋さん廃業
あいついでいいと思います。
地元に根ざしている業者だけが
ちゃんと街づくりを考えて、ゆっくり
じっくり暮らしを築く、そんな時代
が来てもいいかも知れませんね。
しかし、日本も街並みに対する
施策を考えてほしいものです。
感性で考えた施策をね♪
手摺の写真は、日本から来た
かつて机を並べて建築を学んだ
女性です♪
by macoto (2008-05-02 00:48)
★たいせいさん
瓦・・・すいません。見たはずなんですけど
なぜか、気にならなかったんです。。。
スレートがあまりに少なくて、街並みに
違和感を感じなかったからでしょうか?
今度海外旅行したら、瓦写真GETします。
なんなら、まだ向こうに義妹いますから
リクエストしますか???
by macoto (2008-05-02 00:51)
★KAZさん
さすが、ワールドワイドなKAZさん
物知りだわー♪
ここ数十年で、住宅メーカーが建てきた
建物は、外観をのこしたいものは
おそらくないでしょう。昭和30年代
後半からの建築家の作品は、遺せる
ものなら遺して欲しいですが、相続
の問題で売却にいたることも多いそうです。
ここら辺の仕組みを見直す余裕は
今の日本にはなさそうです。
by macoto (2008-05-02 00:56)
★ちぇつかがさん
ひさしぶりすぎ!!おいでやす。
海外いってましてん。ゆっくりお読み
になって、海外旅行気分に浸って
おくんなまし。
私は逆に、アメリカ方面は優先順位
の後のほうになるかな?
行きたい国・・・モロッコ・ポーランド
ポルトガル・フランス・イタリア
トルコ・オーストリア・エジプト・インド
ブラジル・チリ・オーストラリアの
後にアメリカかな?遠い。。。
by macoto (2008-05-02 00:59)
Where I come from we don’t get much of this sort of writing. Need to hunt around all over the globe for such relevant info. I ‘m thankful for your energy. How do I find your other articles?!
Riley http://www.deelsonheels.com/24899_7c_Loose_Shoe_7c_Heel_Grips_7c_Protectors/p133745_317670.asp
by Riley (2013-10-21 13:14)